車両感覚について

 こんにちは、平野です。

 

 今回のテーマは、”車両感覚”についてです。

 

 車両感覚とは、車の幅、前後の距離感です。

 

 センターラインの無い道幅の狭い道路や駐車場では、対向車との行き違い時に電柱、ガードレール、側溝への落輪、対向車との接触、駐車場では、駐車場の出入り、構内の走行時や、入出庫時接触等での構築物への接触事故を防止するために必要となります。

 

 車両感覚は、道幅の狭い場所、場合に必要となる感覚です。運転経験を積むことで理解が深まります。

 

 従って運転経験が豊富なドライバーは、車両感覚を十分に理解されている方が殆どです。その一方で運転経験が少ない方や、初心運転者の方の理解は不足しがちです。

 

 多くの企業様では、駐車場等での狭い場所での事故が多発しています。運転経験が少なく、入社歴の浅い若手社員だけでなく、ベテラン社員の方も事故を起こされています。

 

 具体的には、自分の車両感覚を過信し減速や確認をしないためブレーキが間に合わず接触したり、確認が遅れて死角に入って見えなくなった障害物に接触しています。

 

 車両感覚は事故を防止するためには必要です。しかし、それだけでは不十分と考えます。

 

 車両感覚に加え、進む方向を早くから確認し障害物を把握する。早くから確認する(死角に入る前に見つける)、あるよくより遅い速度を維持する。早目に切り返しをする。接触の不安を感じたら降りて確認する等の実践が必要です。

 

 感覚的なコントロールより、慎重な判断を意識して実践することが大切と考えます。

 

                                          (平野 勝寛)

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