自転車の反則金制度

 こんにちは、平野です。

 

 今回のテーマは、“自転車の反則金制度”です。

 

 道路交通法改正案が閣議決定され2026年にも施行されます。改正点は、3つあります。

 

 1つ目は、反則金が導入されます。16歳以上で信号無視や一時不停止等、115種類の違反行為が対象となります。指導警告に従わない悪質な違反者を摘発します。

 

 2つ目は、自転車運転中の携帯電話の使用、酒気帯びの罰則規定が設けられます。

 

 3つ目は、車が自転車を追い抜く場合、間隔に応じた速度での走行の義務化です。

 

 自転車利用者を対象とした警察庁の調査によると、自転車のルールを守れない理由として最も多かった回答が「ルールをよく知らない」(40.4%)でした。違反行為が多発している背景には、自転車を利用する方の交通ルールの理解不足があげられます。

 

 そのため民間業者を含めて優れた教育プログラムを実施する団体を警察が認定し、交通ルールを学ぶ機会の拡充を図る予定です。

 

 

 因みに、フランスやドイツでは、小学校卒業までに自転車の交通ルールについての筆記試験や実技試験を実施しています。オランダでは義務教育のカリキュラムに交通ルールの習得が盛り込まれています。

 

 今後は、交通ルールの浸透に向け幅広い議論を期待します。

 

(平野 勝寛)

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