こんにちは、野村です。
見通しの悪い交差点から自転車が飛び出してくるかもしれない、と思うのが「かもしれない運転」。その逆が「だろう運転」です。
「かもしれない運転」が良いとされますがそれは何故でしょうか? 反応速度が速いから、正確な操作ができやすいから、とされています。
では何故、「反応が速く」「正確な操作ができる」のでしょう。我々はこのように考えています。
「だろう」運転は、「出て来る」「出て来ない」の2つの判断で、「かもしれない」運転は、「出て来る」「出て来ない」「(はっきり分からないが)出て来そう」の3つの判断があるからだと。
はっきり分からないとする曖昧で決めつけのなさが、咄嗟の際にパニックになる可能性を下げます。慌てる度合いが少なく、回避しやすくなります。
無事故のためには、「かもしれない」と頭に思い浮かべるようにすること。思い浮かんだら、要注意だと気づくこと。「どちらかな」と思ったら、自分にとって悪い方を選ぶこと。です。
そして我々SSDの仕事は、そんな風に「かもしれない運転」を深く知ってもらうことだと考えます。
(野村幸一)