信号のない見通しの悪い交差点での安全確認について

 こんにちは、平野です。

 

 今回のテーマは、”信号のない見通しの悪い交差点での確認について”です。

 

 住宅街には信号のない交差点が多く存在しています。

 

 幹線道路のように物流や不特定多数の方の移動のために設けられた道路ではなく、地域の住民の方が最寄駅への送迎やスーパーへの買い物等、目的も利用する人数も限られているため交通量や人通りも少なく、道幅や信号による交通整理の設備の必要性も低い道路です。生活道路という言い方もあります。

 

 多くの企業ドライバーは、住宅街に設けられている信号のない見通しの悪い交差点を走行する機会があります。このような交差点では出会い頭事故を起こしたり、巻き込まれたりする可能性があります。

 

 事故を未然に防止するためには、左右からの接近してくる接触するかも知れない他車(者)をできるだけ早く発見することが大切です。

 

 そのためには、交差点の手前からの減速と左右確認が必要となります。企業研修でもこの点をテーマに受講者の方の運転を観察させて頂く機会が多くあります。

 

 その結果、殆どの方は自車が交差点に入り、左右が見える位置まで進入してから左右の確認をされます。

 

 左右が見える位置は、出会い頭事故が起きる位置なのです。その位置より手前でカーブミラーによる確認をしたとしてもミラーの死角があるため左右からの飛び出しや接近の有無について必要な情報について得ることはできません。

 

 信号のない見通しの悪い交差点は、左右が見える場所で確認をするのではなく、左右の飛び出しを探しながら交差点に接近することが大切です。

 

                                          (平野 勝寛)

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