脇見で正面衝突事故

 こんにちは、高林です。

 

 先日、テレビでニュース番組をみていますと、交通事故に関することが報道されていました。

 

 一般道路で走行していた乗用車がタクシーと正面衝突したものでした。タクシーには乗客がいて、事故の際、乗客が頭を強く打ち死亡事故になっていました。

 

 非常に大きな事故だと思います。乗用車を運転していたドライバーは、カーナビを見ていた」と話していて、乗用車が対向車線にはみ出した可能性が高いといわれていました。

 

 皆さんがご存知の通り、正面衝突は、動いている車同士がぶつかります。お互いの動いているエネルギーが衝突で、一瞬にして重なりあうため、その影響を想像以上です。

 

 ですが、車を乗っていると便利な点ばかりに目が向き、その危険性を低く見たり、場合よっては、大丈夫と安易になってしまうことがあります。

 

 SSD研究所では、企業で発生した事故を分析していますが、その分析の中で、ドライバー自身の悪い運転行動が事故に至っていると感じます。

 

 具体的には、追突事故が多く発生しておりますが、その事故に至った間接的な要因の一つとして、ドライバー自身の「ながら運転」が目立ってあります。

 

 たとえば、”資料や書類を見ながら”、”スマホの画面を見ながら”、また”パンを食べながら”といったこともありました。

 

 運転以外のことをしてしまうと、集中力に欠け対応が遅れます。また、脇見となって事故に至っていると考えます。ところが、ドライバー自身としては、それほど危険な行為をしていると認識が低い方が多いです。

 

 今回の報道でも正面衝突という大きな事故を取り上げ、その事故の大きさに目が向きがちですが、その事故に至ったドライバーの何気ない行動に目を向けないと事故は繰り返されると思います。

 

 ドライバーの皆さんには、是非事故のないようにしてほしいと思います。「ながら運転」をされないように運転に集中してハンドルを握ってほしいです。

(高林一夫)

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