こんにちは、平野です。
今回のテーマは、”右左折時の合図を出す時期について”です。
皆さんは、右左折の合図をどのようなタイミングで出されていますか。
研修時、多くのドライバーの方は、交差点の直近や曲がる間際、赤信号で停止してから等、全般に合図を出す時期が遅い方が多いという印象を持っています。
交通法令では曲がる地点の30メートル手前の地点で出すと定められています。
遅れて合図を出す方にどのような基準(理由)かお伺いをすると、なんとくとか、交差点に近づいてから等の答えを多く頂きます。次いで多いのは曲がることを知らせたい時等です。
右左折の合図を出す目的は、自分が次に行う行動、つまり、曲がる、減速するを他車(者)に伝えることにあります。
その意味を踏まえ、誤解を与えないようなタイミングを判断し、本当に自分の意志が他車(者)が理解したかを読み取ることが大切と考えます。
交差点及びその付近は、自車の進路と他車(者)の進路が交差するポイント(事故が起きるかも知れない場所)が複数発生します。
お互いに次に行う行動を教え合い、分かり合うことで事故を未然に防止することができます。合図はそのための重要な手段です。交通法令に従うことに加え、事故防止のために正しく活用しましょう。
(平野 勝寛)