こんにちは、平野です。
今回のテーマは、”ベテランプロドライバーの判断”です。
役員運転士の方を対象に研修を実施させて頂きました。企業のVIPをお乗せする仕事を約30年間続けてこられた方です。
運転免許を取得されてからプライベートも含め、事故、違反経験はお持ちではありません。
研修の趣旨は、加齢による筋力、視力、反射時間等を把握をして頂き、現状に応じた事故防止の方法を理解して頂くことにあります。
これからも事故を起こさずに安全、安心、快適な移動を提供するために、どのような点に注意し、どのような場面でどのような行動を起こすべきかをアドバイスさせて頂きます。
研修の前段階として、事故防止について意見交換をしました。その際、実践されている事故防止の方法を私に説明をして下さいました。それは以下の3点です。
・狭い道路では下車して道幅を確認する。
・道幅が狭く通行できないと判断した場合は、そこから歩いて頂くか別ルートを考える
・車庫入れは、必ずバックする前に下車して周囲を確認する
・出発時刻が予定より遅れた場合は、到着予定時刻も遅れる可能性をあることをお伝えし了解を頂く
運転技量、車体感覚、車輪感覚全てに優れておられる方です。狭い道路でも、時間切迫時等、無理をすれば何とかなるかも知れません。
しかし敢えて無理な判断をさけ事故防止を最優先されています。その結果、お客様からの信頼を得て業務継続となっています。
皆様の判断基準はいかがでしょうか?
(平野 勝寛)