物の見方は色々で

 こんにちは、野村です。

 

 先週TVで舞台「カリギュラ」を観ました。

 

 主演は菅田将暉さん。先日熱愛報道が出ていましたね。

 

 菅田さんはこの舞台で読売演劇大賞を受賞しました。

  

 不条理、狂気、そして詩のような長台詞。孤独に満ちた演技はカッコよかったです。生で観たかったです。

 

 今は自粛で行きにくいですが、できれば芝居は劇場で観たいです。

 

 そこには当然ですがライブ感があります。演者の熱量や息遣いを感じます。観客とで作られる一体感があります。そして決定的な違いは見方の自由さです。

 

 TVではカメラマンや編集者、監督の見せ方、感じ方で見る箇所が選ばれ与えられます。

 

 しかし、劇場で観客はどこをどのように見ようと勝手です。台詞を言っている役者、それを聞いている役者、どちらを見ても構いません。表情、立ち姿、手の先、衣装を見たりセット全体を見たり。

 

 好き勝手に見たいところを見て、ピントを狭めたり広げたりできます。この自分の意志で見る箇所を選択し意味を解釈するのは運転も同じです。

 

 ところで会社の男性スタッフに、「生まれ変わったら菅田将暉になりたいなぁ。」と話すと、「役者が好きなんですね。」と言われました。

 

 別にそういう意味ではないんだけれどと思いつつ、家に帰ってそのことを家族に伝えると、「イタイ人と見られるから外でそんなことは言わないほうがいいよ。」と諭されました。

                                           (野村幸一)

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