「だろう」運転と「かもしれない」運転―1

 野村です。連休はどこかへ行かれましたか?私は、読書の秋と洒落込んでいました。

 さて、今回は「だろう運転」について書きます。

 「だろう」運転とは、たとえば「前車はこの黄色信号をそのまま通過していくだろう」、「この交差点で自転車が飛び出してくることはないだろう」などといった考えで運転をすることです。

 この反対が「かもしれない」運転です。「前車は黄色信号で停止するかもしれない」、「この交差点で自転車が飛び出してくるかもしれない」と考えて行う運転です。

 この「だろう」運転と、「かもしれない」運転は、免許証の更新時講習などに聞く機会が多いものです。免許証を取得の際に、自動車教習所で聞かれた方もいるのではないでしょうか。

 私も、安全運転講習会でときどき話していました。内容は、「『だろう』運転は悪いですよ」、「『かもしれない』運転をしてください」という話です。

 あるとき、この話をしていますと、ひとりの方が手を挙げて質問をされました。「飛び出してくるだろう、と考えるのなら、『だろう』運転で良いのではないですか?」と。

 嫌な人でしょう!難しい質問でしょう!!(困った、困った・・・)


 で、
「確かにそういう一面もありますね!」

といい加減なことを言って講習会を終えました(う~ん、なんと立派な。単に、誤魔化しただけですね)。

 「確かにそう言われてみると・・・」

私は、安全運転講習会を終えてから、ふたつの運転について考えてみました(次回に続きます)

 

(野村幸一)

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