自分が見えない

 こんにちは、野村です。

 

 5月5日は、「こどもの日」です。ゆっくりしている人が多いのではないでしょうか。

 

 家でニュースの街頭インタビューを見ていると、「?」と感じることがあります。

 

 それは繁華街などで、「少し緩んでいるのではないか。」と、遊びで出歩いているような人が答えているのを見たときです。

 

 自分は出歩いていながら他者の行動をアレコレ言っています。

 

 正論を言うつもりはありません。自粛警察になるつもりは全くありません。ただ自分のことを棚に上げて他人を非難する、自分のことがマッタク見えていないことが不思議に思えて仕方がありません。

 

 自粛警察といえば、そのように自分が正しいと信じて疑わない人のことを、脳科学者の中野信子さんが「正義中毒」、自分のことをモニタリングできない人を「メタ認知能力」が働いていないと言います。

 

 正義中毒でメタ認知能力が低い、そんな人が近くにいると厄介です。当然ですが事故を起こす可能性は高いはずです。

 

 ”自分が正しいと信じこんでいる。自分が見えていない”人は、”自分は間違っていないと考えている”という自己認識がありません。

 

 ですのでたとえ事故をしても全て相手や周りが悪いと考えます(無意識に)。自分は間違っていないと思うのです(これまた無意識に)。だから同じような失敗を繰り返します。

 

 弊社では、ペーパーテストや実車を使っての診断を行っています。ご自身の特徴、問題点を知ってもらうためです。

 

 「自分が見えない」ことは、「こども」であるといえます。「自分が見えない」ことを直すには他者からの評価を素直に受け入れることです。それが「こども」脱却の第一歩です。

 

                                           (野村幸一)

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