経営と安全 -稲盛和夫氏

 こんにちは、野村です。

 

 企業は誰のもの? 

 

 よくあるこの問いに、京セラ名誉会長の稲盛和夫氏はこう言い切ります。 

 

 “株主のものでも、経営者のものでもない。従業員と従業員の家族のものである”と。

 

 ただ、そんな稲盛氏もうっかりして、こんなことがあったそうです。

 

 ある朝、いつものように会社の車が稲盛氏の自宅へ迎えにきました。

 

 ちょうど奥さんも出かけようとしており、それを見た稲盛氏が軽い気持ちで「駅まで一緒に乗っていくか?」と声を掛けました。

 

 すると、奥さんが「これがあなたの車なら乗って行きます。でも、これは会社の車でしょう。」とキッパリと断ったそうです。爽やかでいい話ですね。

 

 “企業は従業員とその家族のもの” もしそのように考えるのであれば、その命、健康を守る責任が企業にはあることになります。(そうあるべきだと思います。)

 

 弊社は、従業員の方への安全運転研修を実施させて頂いております。この研修のご利用には費用が発生します。経営陣からみると、もしかすると、その費用が無駄である、カットしたいと思われるかもしれません。

 

 しかし、従業員の方を守る。そして社会へ迷惑をかけないためには、安全運転は重要なことのはずです。それは、会社を守ることにもつながります。

 

 全ての方のために、今以上に安全管理・研修や指導に対して力を注ぎ、安全風土の形成をお願いします。弊社は微力ではありますが、そのお手伝いをさせて頂く所存です。

                                           (野村幸一)

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