ラウンドアバウト(円形状の交差点)

 こんにちは、高林です。

 

 最近、信号機を使わない「ラウンドアバウト」と呼ばれる円形状の交差点が注目を集めています。いわゆる信号がなく、ローターリーになっている交差点です。

 

 構造上、進入する車は必ず一時停止をしたり、減速したりしなければなりません。交通渋滞を減らし、重大事故も減らせるとういものです。

 

 信号機いらずで電気代がかからず、停電時の心配もありません。災害時では、信号機がつかなくても道路形状があれば、適切に機能するといわれています。

 

 但し、ローターリーにしなければならないので、交差点自体をかなり大きくしないと作れません。交通量が多くなり過ぎると、信号機のある交差点より渋滞するといわれています。

 

 加えて、このような交差点おいて、ドライバーは合流するのに信号機任せにできません。合流のタイミングのとり方などで、上手く判断することが必要です。

 

 場合によっては、ルールが分からず、逆走する車がでてくるかもしれません。流れを止めてしまったり、他車をあおる車が出てきたりすることも考えられます。

 

 しかも交差点内に入ったは良いが、交差点から離脱できずに、周回を回り続ける車が出たりするかも知れません。

 

 いずれにしても、一長一短はあります。欧米ではすっかり定着していて、パリの凱旋門の交差点は、非常に有名です。はたして日本でうまく機能していくのでしょうか。今後に注目したいです。

 

 事故防止だけでなく、渋滞緩和のためや、維持費を低くすること、災害時も考えて、色々と試していくことは、とても大切なことだと思います。

 

 このような交差点の標識も出来たようですので、ドライバーの皆さんは、このような場所での、運転方法を事前に知っていてほしいです。


 (高林一夫)