06日 9月 2023

家族という病

　こんにちは、野村です。

 

　作家の下重暁子さん。疎開先の信貴山で終戦を迎えたそうです。

 

　信貴山は弊社のグループ会社のすぐ目の前。信貴山で暮らしていたと先日知り、下重さんが身近に感じました。

 

　札幌ススキノの凄惨な事件もあり、ベストセラーとなった下重さんの「家族という病」を読み直しました。

 

　裏表紙にこうあります。「家族」とは、それほどすばらしいものなのか。実際に家族がらみの事件を挙げればキリがない。それなのになぜ「家族」は美化されるのか。

 

　「家族」という幻想に憑り憑かれ、口を開けば家族の話しかしない人もいる。家族のことしか話題がない人はつまらない。家族写真入りの年賀状は幸せの押し売りだ、と。

 

　本編には家族の話は殆どが愚痴か自慢であるとのくだりがあります。だから自分は家族のことを口にしないと。激辛口でまさに一刀両断です。

 

　家族自慢ができるのは平穏な日々を過ごせているからだと思います。

 

　交通事故は自分の家族も相手の家族も不幸にします。そのように考え、無理な運転をしそうになって時には自分をセーブ（コントロール）するようお願いします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（野村幸一）

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