兆し

 こんにちは、平野です。

 

 今回のテーマは、"兆し"です。

 

 先日、自宅近くの天満宮の梅まつりに行ってきました。

 

 梅園は五分咲きでしたが、家族連れ、大きなカメラを持った人達が、白やピンク、赤の綺麗な花をそれぞれに楽しんでいました。

 

 盆梅展も併設され、立派な枝に咲き誇る花に見とれていました。

 

 能楽殿では、講談の奉納もあり楽しみました。境内には、骨董市もあり怪しいランプや道具を見て回りました。

 

 コロナ渦もだいぶと落ち着き梅の花をめでながら、待ち遠しい春の兆しを楽しむことができました。

 

 春の兆しは、期待、希望、ワクワク感じさせてくれますが、事故の兆しはその逆かも知れません、一見したこところ安全に見える場面でも油断せず、事故や危険への急変をもしかしたらと感じることが必要です。

 

 兆しは、ワクワクしたり楽しくなることや、事故や危険に備えで緊張や構えさせることもあります。その違いは大きく幅があります。しかし、両方とも大切で、感じ取ることで豊かさと安全を確保することができます。大切なのは使い分けることと考えます。

 

 そういえば、奉納での講談士の方は、観客の対応を兆しとして感じ取り、テンポよく机をたたきながら講談を進めたと思えば、急に長い間を取りじっと客席をのぞき込んだり、テーマとは関係のない雑談をしたりと私達を飽きさせることなく最後まで楽しませてくれました。

 

 適切な対応は、兆しを正しく読み取ることからと考えます。

 

                                          (平野 勝寛)

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