事故を軽く考える-1

 こんにちは、野村です。

 

 30歳台の男性の事故再発防止研修を行いました。営業で会社の車を運転しておられる方です。

 

 その企業に入社してから1、2年に一度のペースで事故を起こしており、企業の安全担当者様は本当にお困りでした。

 

 事前に起こしている事故の内容を、担当者様から伺っていました。何度も追突事故を起こしたり、営業所の駐車場で入庫しようとして隣の車にバンパーを接触させたりしています。

 

 さて研修当日。どんな人が来るのだろう、さぞ乱暴な運転をするだろうと思っていたのですが、あにはからんや、来られたのは大人しい方でした。運転も丁寧なのです。しかし、安全確認が不十分です。よく周りを見ないで車を動かしています。


 発進してから右後ろを見る、後退を始めてから後方を見る、車線変更をハンドルを回し始めてからミラーを見ています。車を降りるときも、後ろを見ずにバンとドアを開けていました。この周囲への確認不足が、事故を何度も繰り返していた原因です。
 
 運転のチェックをおえ、教室でウィークポイントについてフィードバックをしました。

 

 安全確認が不十分であること、行動の前に周りをよく見ていないことを指摘し、きちんと状況を確かめるようアドバイスしました。 (次回に続きます。)

(野村幸一)

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