新入社員研修で感じること

 こんにちは、高林です。

 先日のブログで、4月から新しい生活のはじまりということを少し書かせていただきました。SSD研究所では、年間を通して色々な対象の方の研修を実施させていただいています。
 やはりこの時期は、最も新入社員研修が多くなります。また、学生から社会人に変わる入社時というタイミングで研修を行うことは、非常に効果があります。

 入社時の運転研修は、企業様によって内容や方法、実施する時間に違いがあります。また、新入社員の社内での研修期間も少し影響していると思います。ある企業様の場合は、企業ドライバーとしての責任の重大さを訴える座学だけの実施があります。また、運転の技能判定を行い、その後運転トレーニングする場合もあります。最近は、運転トレーニングを実施される企業様が多くなっていると感じます。

 さて、そのような研修を実施させていただいた際に、企業様によって新入社員の方の雰囲気の違いに気づくことがあります。
 ある企業様では、新入社員の研修を経年で実施させていただいていますが、年によって皆様の雰囲気が大きく変わるときがあります。
 あるときは元気な方が非常に多い年、またはおとなしく、真面目そうな方が多い年などがあります。企業様によっては、毎年同じ印象を持つ新入社員の方がおられるところもあります。それぞれ特色があるので、非常に興味深いと思います。

 しかし、毎年のように違う雰囲気のある新入社員の方でも、運転に関しては、ほぼ同じような傾向があります。それは、学生の間に十分な運転経験をされている方が少ないということです。

 最近は、「若者の車離れ」と言われますが、本当にその通りだと、4月になるといつも強く感じます。学生の時に、もっと運転に親しんでもらえたらと考えることがあります。もっとも、実家から離れている学生の場合には、車を所有できないので、運転する機会がないという事情もあるのですが。

 しかし、可能な限り運転する機会を設けて、運転経験を学生のうちに積んでほしいと思います。なぜなら、新しい生活が始まり、不案内な場所で、不慣れな業務をするというのは非常に負荷がかかります。これに加えて、運転が不慣れであれば、非常に厳しいといえます。
 もっと車に興味を持ってほしい、もっと車の楽しさを味わっておいてほしいと、いつもこの時期に考えます。

(高林一夫)

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