決めつけ

 こんにちは、野村です。今回の話は「決めつけ」です。

 

 友人から、こんなことを聞きました。「お前は、ゴルフが趣味だから上手くなるのだ。」と会社の同僚から言われたそうです。

 

 「俺はゴルフはチャレンジだと思って続けている。どこまで上手くなるのか、挑戦だと。そんな類の話をよくしているのになぁ。」と、友人は呆れていました。「視野が狭い奴だから仕方がないけど。」と付け加えて。

 

 同僚は、友人がよくゴルフに行っているのを見て、趣味であると思ったのです。確かに大きく違っていないかもしれませんが、表面的で単純な見方ともいえます。

 

 その行動は、チャレンジであったり自己啓発かもしれません。世の中の流れを知るためであったり、感性を磨くためかもしれません。はたまた、気晴らしか暇つぶしかも。色々な意図や考えがあるはずです。単純に、趣味、つまり楽しみのための愛好ではないかもしれません。

 

 人の行動を見て、その意図や考えに想いをはせず、自分の狭い視野に当てはめて判断し、趣味と言い切っています。これが「決めつけ」です。

 

 決めつけは、ミスだけでなく、事故をしやすい人の傾向のひとつです。この交差点では横から車はこないとか、前を走っている自転車はこちらへ寄ってこないとか、前の左折車はそのまま停止せずに曲がっていくとか。

 

 他者(車)の行動を自分都合の判断で決めつけるのは危険です。自分が思っていることは本当かと問うこと、本当に安全かと思い浮かべることが大切だと思います。安全のため、広い視野で判断し、事故を避けたいものです。 

(野村幸一)

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