点呼は安全輸送の要

 こんにちは、野村です。

 

 先月25日、国土交通省は貨物自動車運送事業法に基づいて郵便局への特別監査を始めました。

 

 点呼の実施状況に関する全国調査の結果を受け、違反の状況を確認するためです。状況に応じて車両使用停止などの行政処分を決めます。

 

 ことの発端は、昨年5月に配達員が酩酊状態で乗務の事案があり、今年2月には業務中にコンビニでアルコールを購入し駐車場で飲んでいて、目撃したオーナーの連絡から駆け付けた警察官に酒気帯び運転での任意同行です。

 

 同社が法定の点呼について全国調査を実施したところ、事業所の内、7割にあたる2千超で点呼の執行が不適切だったことが分かりました。

 

 貨物事業者は乗務前後の点呼が義務づけられており、原則として対面で健康状態や飲酒の有無、睡眠不足などを確認しなければなりません。

 

 国土交通省は点呼を「安全輸送の要」と位置づけています。

 

 車の運転の安全確保には、ドライバー本人だけに委ねるのではなく、管理する側の関与が非常に重要です。それは、白ナンバーの営業車両の運転でも同様です。

 

 管理部署様は、社員、会社、そしてすべての社会の人々の安全を確保するため、ドライバーの安全指導をお願いします。

                                          (野村幸一)

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