教師になるな!

 こんにちは、野村です。

 

 山口県の給付金の誤振込問題。苦情や批判の電話が町役場に殺到したそうです。

 

 その数は一日に数百本だとか。町長が、「職員が疲弊しています。節度ある対応をお願いします。」と会見を開きました。

 

 知床の観光船事故で作業船が運搬途中に観光船を落下させたことでも同様に多くのクレームがあったそうです。

 

 このように多数が一斉に誰かを叩く風潮があるように感じます。

 

 そして正義の名のもとに他者否定をする一方、自己の行動やミスには気を留めない人がいます。そんな自分に甘く他人に厳しい人の言動を見聞きすると嫌な気分になるものです。

 

 ただ交通の場で自分に甘い人に出会っても、この気持ちを持つことは禁物です。

 

 たとえば危ない運転をしている人に対して、注意してやろうとか危ないと教えてやろうなどと思ってはいけません。無用なトラブルや事故に至る可能性があります。

 

 昔ある交通心理学の先生から、乱暴なドライバーをジッと見ていて危うく事故を起こしそうになったという話を聞いたことがあります。先生は運転の場では教師になってはいけないとの教訓を得たと言っています。

 

 運転では、自分は正しことをしているとか間違った人に教えてやろうという気持ちは持たないことですね。「運手中は教師になるな!」 気持ちを乱したらこの言葉を思い出してください。

 

                                           (野村幸一)

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