こんにちは、平野です。
今回のテーマは、”些細な一言が大切”です。
先日、病院で機械による視野の検査を受けました。暗室に入り、顎を台に乗せます。
まっすぐ前を向き画面の中心を見つめます。ランダムに出る光を確認したら渡されたボタンを押します。簡単で単純な作業です。
実際の機械での練習もやらせて頂きました。しかし実際には、目を前方に固定することや、顔の位置や向きを固定しておくことが難しく無意識に動いてしまいます。
機械は、目の動きや顔の位置のずれると今までの結果を無効にし、改めて顎の高さや焦点を再調整し検査を最初からやり直すようになっています。
これを何度か繰り返しながら検査が進みます。看護師さんから、機械とのイタチごっこにならないように注意して下さいと言われます。
目や顔を動かしてはいけないことは分かっているのですが、やはり自分の意志とは関係なく動いてしまいます。
逆に目や顔を動かさないように意識し過ぎるたため、ランダムに出る光を見落としたり、押すことを忘れたりするようになりました。今度は、今までとの成績が悪過ぎるという別の理由で検査が中断となりました。
そしてベテランの看護師さんがやってきて私にアドバイスをくれました。「前を見ているだけでいいです」「間違ってもいいから光ったと思ったらボタンを押してください」
このアドバイスのおかげで私の気持ちは楽になり、その後はスムーズに検査が進み無事終了しました。間違えても良いから前を見ているだけで良いとのアドバイスのおかげで、余計なことを気にせず自然に楽に取り組むことができました。
些細な一言ですが、やることに対しての感じ方が大きく変わることを体験しました。
企業研修だけでなく、企業の安全担当の方への説明でも、いつ、どこで、何を、どのように説明するは大切です。今まで以上に相手の方がどのように感じるかどう受け止めて頂きたいかをよく考えて言葉を選びます。
(平野 勝寛)