交差点の死角

 こんにちは、高林です。

 

 弊社SSDには、企業で事故を起こされた方への再発防止策についての相談を受けます。

 

 先日もある企業からの問い合わせを頂戴しました。発生した事故の報告書をみさせて頂きます。

 

 最近では、ドライブレコーダーの記録をみて事故の状況や原因を考えます。

 

 事故の原因で多いのは、死角に対する注意が不足し、事故になるケースが多く見受けられます。

 

 一口に死角と言っても色々な運転場面で発生します。自車に死角がありますし、対向車の死角もあります。

 

 建物の死角や道路の死角など挙げると多くの死角が上がってきます。私自身では、交差点の死角に対するヒヤリの体験があります。特に右折をするときです。

 

 右折をするときは、対向車や信号、曲がっていく先の道路状況、そして横断歩道があれば歩行者の存在や動きなど見て捉える情報が多くあります。

 

 その中で、曲がっていく先の横断歩道で、前方からの歩行者や自転車の接近は捉えやすいですが、自車と同じ進行方向の歩行者や自転車は死角に入るため十分な注意が必要です。

 

 自車が動き出す前に事前に、何度も見直しておかないと危険を見落として事故に至るケースになります。

 

 多くのドライバーはその点を踏まえて、事故のないように対応されていると思います。しかしながら、事故がなくならないのが現状です。

 

 最近では、交差点での死角をなくすために、横断歩道のペイントを斜めにして工夫しているところがあります。

 

 以前、愛知県で、ある交差点の横断歩道を斜め12度にして右折の死角は発生を少なくして効果を上げたというものがありました。

 

 事故防止策には、環境の改善も必要ですし、ドライバー自身への注意喚起も必要です。

 

 「そんな危険はよく知っている」というドライバーの意見もあるでしょうが、現実に発生している事故から注意点を理解し行動して欲しいものです。

 

(高林一夫)

 >> スタッフブログ一覧へ