こんにちは、野村です。
前回に続いて一時停止についてです。
弊社では座学での安全講習会を実施させて頂いています。(最近はリモートでも。)
その際、「一時停止の標識が設置されている場所で停止をしていますか?」という質問をすることがあります。
するとほぼ全員の方が、「停止しています。」と答えられます。
これは前回書きました、”停止している方が数%”というデータと大きく違います。真偽のほどは定かではありません。勿論そのような場で、「停止していません。」などと言えるはずはないのですが・・。
そこで、「何故停止をするのですか?」と尋ねてみます。するとその答えは違いがあります。
・「事故をしたくないから」「止まらないと事故になるので」という事故回避型。
・「ゴールド免許を失いたくないから」「反則金がバカらしいから」という損失回避型。
・「人の人生を壊したくないから」「止まるのが当たり前だから」という生命・法規重視型。
・「停止場所で事故をしたことがあるから」「家族が検挙されたから」という経験重視型。などです。
そんな回答を聞いていると、ヒトの行動は様々な動機で決定されるのだと改めて感じます。
ただ理由はどうであれ、一時停止の標識が設置されている場所では、停止線の手前で確実に停止するようにしましょう。これは正しいことであり、良いことでもあります。
(野村幸一)