こんにちは、野村です。
整備工場をしている昔からの知り合いから電話がありました。子どもが車で事故を起こしたそうです。
交差点手前でゼブラゾーンに沿って右折レーンへ入ろうとしたところ、後ろから来た車とぶつかったそうです。
後続車はゼブラゾーンをよけず真っ直ぐに進んできました。
さいわいにケガはなく、修理も自分の工場でするので被害はそれほど大きくありません。
でもこの事故の場合、過失の割合が自分の子どもの方が高くなります。「ぶつけられた」でなく「ぶつけた」という度合いがです。
知り合いは保険の代理店もしているのでそのことは分かっていました。(ネットで法的根拠などが色々でています。よろしければご覧になってください。)
でも、「分かっているけれどモヤモヤしてどうも納得できない。」と言います。
ゼブラゾーンに従いそれに沿って右折レーンに入ろうとしたのに、従わずゼブラゾーンの上を走行してきた車より過失の割合が高いのなんてと。
これは言い換えると、「ぶつかった」という事実を、「ぶつけられた」と思うのが「ぶつけた」と判断されたことへのモヤモヤです。気持ちはよく分かります。
弊社の研修をご利用いただいている企業様でも同様の事故がありました。そして解決には費用も時間も多く要しました。
右折しようとゼブラゾーンに接近したときには、法的根拠ももちろん大事ですが安全を基準に行動するのが大事ではないでしょうか。「ぶつけない」「ぶつけられない」ために。
ゼブラゾーンを進んで来る車もいると考え、右折レーンへ進路を変える際には必ず後方を確認しましょう。
(野村幸一)