言い間違い

 こんにちは、野村です。
 
 それは全国緊急事態宣言が解除されたときこと。

 

 TVインタビューに自転車にまたがった男性が、「解除されたといっても、両手ばなしでは喜べない。」と深刻そうな顔で言いました。

 

 なるほど心配だな、でも自転車で両手を離すのもどうかなと思いました。

 

 「手放し」を「両手離し」と言い間違えたのか、覚え間違えたのでしょう。

 

 このような言い間違いや覚え間違いは誰でも起こすものです。

 

 でもこれを、いつも何度も繰り返すようなら困りものです。周りの人と比べて多いようなら要注意です。何故ならそれは言語に対する感性が鈍っているのか、思い込みが強いからかもしれないので。

 

 ただし間違いが多いかどうかは自分では分かりにくいもの。それを知る方法は周りに尋ねるのが一番です。「自分は皆より言い間違いが多い?」と勇気を持って聞いてみるのです。

 

 残念ながら、「そうだね、かなり多いね。」と言われたならば、素直に受け入れましょう。そこからが改善のスタートです。

 

 しかし他人から間違いが多いと言われても、「そんなはずなない」「自分は違う」と思うのなら思い込み度は完璧です。

 

 思い込みは視野の狭さ。何も良いことはありません。手放しで自転車に乗るのが危険なように、思い込みの強さは”だろう運転”につながります。

 

                                           (野村幸一)

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