ノーベル賞の受賞会見を見て

 こんにちは、野村です。


 2018年のノーベル医学生理学賞を、京都大学の本庶佑特別教授が受賞されました。

 

 免疫活動のブレーキ役である免疫チェックポイント分子「PD-1」の発見で、「オプジーボ」の開発につながった功績によるそうです。

 

 初めの報道では何だかよく分からなかったのですが、TVなどで再三説明を聞いているうちに少し理解できてきました。

 

 本庶さんは記者会見でこのように言っていました。

 

 「研究者になるということにおいていちばん重要なのは、何か知りたいと思うこと、不思議だなと思う心を大切にすること。教科書に書いてあることを信じない。常に疑いを持って、本当はどうなってるんだ、という心を大切にする。つまり、自分の目でものを見る。そして納得する。」

 

 本庶さんは、考えるための道筋を言っておられます。過去がそうだったから、いつもそうだから、という硬直した世間の考えや自分の意見を正しいと信じて疑わない、そんな態度を持ってはいけないとのことです。

 

 交通の場においても、ヒョットしたら危ないかも、相手はこちらに気づいてもいないかもと思い浮かべることが大切です。そして自分の目で本当に安全かを確かめることです。

 

 そんなことを心掛ければ、ノーベル賞は取れなくても、無事故は続けられると思います。

 

                                           (野村幸一)

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