複数の視点を持つ

 こんにちは、野村です。

 

 新聞に視点についてのコラム(鷲田清一氏、折々のことば)がありました。次のようなものです。

 

 「恥ずかしさとは、表現の稚拙さではなく、これが小説だと思い込んでいる世界の狭さ、せこさに感じるものかもしれません。」と作家の角田さんが自分の過去の作品を再読して感じたそうです。

 

 これを受けてコラムは、人生も同じと続けています。

 

 枠を広げるには、すぐには理解できない本を読み、世界を見る別の目を、さらには複数の補助線を持つことが必要だと。

 

 これを読んで私は、冷静に自分のことを見ることができる角田さんだから、その小説も面白いものになっているのだな、深い話だなと思いました。

 

 思い込み、視野の狭さ、主観的、そんな幼稚で一方的なものの見方から脱皮するには、その自覚と努力が必要です。

 

 弊社が携わっている交通安全は、多くの方が自分は問題ないと考えがちです。つまり不足点の自覚をすることは難しいものです。(これが交通安全の難しさの根本のひとつです。)

 

 ですので、色々な機会を通じて、新たな視点を持っていただけるよう、日々努めています。宜しければご利用をご検討ください。

 

                                           (野村幸一)

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