慣れについて

 こんにちは、平野です。

 

 今回のテーマは、慣れについてです。

 

 慣れは、以前に見たモノや経験に基づいて、現状を捉えたり、次の行動を決めたりするということです。

 

 つまり、わずらわしくて面倒な判断という作業を省略し、過去の経験に代行させるということです。

 

 慣れのメリットとは、早く楽に判断できることにあります。そのため、効率が上がり、作業の時間が短縮できたり、問題解決や他のことを考えたり、応用したりする余裕を設けることができます。

 

 どちらかと言えば、私達に大切で必要な能力です。しかし、運転では過去の経験と目の前の現状が、常に合致するという保障はありません。

 

 前回と同じ判断で上手く処理できたから、今回も、これで大丈夫だろうという判断が通用しないときがあります。その時に事故が起こります。これが、慣れの落としです。

 

 加えてやっかいなことに、私達に学習能力がある以上、知らず知らずの間に、慣れの落とし穴に陥ってしまうことが多々あるということです。

 

 対策としては、過去の記憶に頼り過ぎないように注意することです。加えてことさらに危険予測を行うことが大切です。

 

                                          (平野 勝寛)

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