交通安全運動と褒めるということ

 こんにちは、野村です。


 リオ五輪で活躍した選手たちが、TVによく出ています。


 メダルがとれたのは、質量ともに世界一の練習をしたからだという選手が何人もいて、なるほどなと思いました。

 

 銅メダルを取った女子シンクロも、1日8時間のプールに加え、さらにプール以外でのトレーニングをしていたそうです。

 

 厳しいことで有名な井村コーチがインタビューで質問を受けていました。「コーチは厳しいだけでなく、選手たちを褒めながら伸ばすこともしていたんでしょうね。」と。


 これに対して井村コーチは「褒めてたらこの子たちにメダルを取らせることなんかできんかったですよ。」とバッサリ返答をしていました。(何とキビシー)

 

 褒めて伸ばすということが言われて久しいです。でも、何でもかんでも褒めればよいというものではありません。


 褒められないとやるべきことをしない、人が見ているときしかやるべきことをしないという癖がつくこともあると思うのです。甘えや大人になりにくい、そんなこともあったりするかもしれません。


 交通安全運動週間が近づいてきました。交通安全指導もあちらこちらで行われます。

 

 交通安全とは当たり前のことをキチンと実行しないといけません。でも、交通ルールを守っているからと褒められることもありません。それでも守るべきことです。

 

 安全確保には、他者や周囲との関係性を適切に把握できる、成熟した大人になる必要があります。褒めるというのも難しいことですね。

 

                                           (野村幸一)

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