思い込みと油断の怖さ

 こんにちは、高林です。

 

 先日、新聞やテレビの報道でありましたが、関西のとある店舗下の駐車場に、男性が寝ていて、そこに従業員の方が男性に気づかずにひいてしまったというものです。

 

 男性は複数の友達と遊びに来て、夜を明かすために地面に寝ていたようです。従業員の方は、閉店後、車で帰宅するところだったようです。「何かに乗り上げた止まった。人が寝ているとは思わなかった」と話していました。

 

 この記事を読んで、自分自身に置き換えて考えてみたら、このようなことはあり得るのではないかと思いました。仕事が終わって、しかも夜の遅い時間であれば、つい駐車場には誰もいないと考えるのが普通だと思います。

 

 駐車場の中で、地面に人が寝ているとは考えずに行動するのではないでしょうか。そのため周囲確認をして車を動かしていても、誰もいない、車はないと思い込んだり、油断したりすると、危険の見落としが発生してしまいます。

 

 些細ない見落としが、結果的に、悲惨な事故に至ります。この事故の寝ていた男性は、内臓損傷で意識不明の重体とのことです。時間帯や場所などいろいろな状況を踏まえ、ドライバーはどうしても思い込んでの行動をとってしまうことがあります。

 

 今回の記事を読んで、どのような状況であっても危険は潜んでいるといえるのではないでしょうか。今回の事故は、極端な例だと思われるかもしれません。ですが、普段から「本当に危険はないか」という態度での確認と行動が大切だと考えます。

(高林一夫)

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