ルマンの惜敗

 こんにちは、野村です。

 

 先週、ルマンで24時間耐久レースがありました。


 残念なことに、トヨタ5号車が最後の最後にトラブルで止まり、悲願のルマン総合初優勝を逃しました。

 

 昨年の覇者ポルシェをおさえていたのに、ラスト5分でのエンジントラブル。24時間のうち23時間55分走って勝利目前だったのに、勝利の女神は残酷です。

 

 余談ですが、ワタシはその日トヨタ5号車が不調になる前から体調不良で寝ていました。少し体調が戻り、そしてついに優勝だと思ってテンションが最高潮に達した矢先、中嶋一貴選手の「ノーパワー!」というコクピットからの叫び声とスローダウンに意気消沈しました。

 

 ポルシェに勝って欲しかったです。翌日の新聞の一面広告で「トヨタ、ルマン総合初優勝!」という文字を見たかったです。盛り上がっただろうと思います。

 

 結局、もう一台のトヨタ6号車が2位に入りました。ただ少し前に「トップでなきゃダメなんですか?2位じゃダメなんですか?」という台詞が流行りましたが、勝負事は1位じゃなければ面白くありません。

 

 壊れちゃダメなんですね。無事に最後まで走り切らないといけないんです。TVを観ていて、どんなことにも絶対はない、最後まで分からない、そう感じました。

 

 また、番組最後に解説の由良拓也さんが「厳しいですが信頼性ですね。」と言いました。レースも、仕事も安全も信頼性が求められます。

 

 しかし信頼性を確保するのは簡単なことではありません。やり続ける、努力し続けるしかありません。来年のトヨタ歓喜の初優勝のストーリーが始まったと考えたいです。

 

                                           (野村幸一)

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