自転車利用者に保険加入の義務

 こんにちは、高林です。

 

 先日のある新聞記事に、大阪府が、すべての自転車利用者に自転車損害賠償保険の加入を義務づける条例案を2月府議会に提出することを決めたとというものが載っていました。

 

 この条例を通し7月の施行を目指しているとのことでした。同様に自転車の保険の義務化はの条例は、全国では兵庫県が初めてです。その兵庫県で制定された条例は、昨年10月から施行されています。

 

 この大阪府における自転車の保険義務化の条例案は、利用者の保険加入を義務付けています。また自転車の所有者などが未成年者の場合は保護者を対象とされています。

 

 また、自転車の販売店などは、自転車を買われるお客に対して保険加入を確認することを努力義務としてされています。

 

 加えて、駅前に多くある自転車のレンタル業者には、貸し出し自転車を保険付きにすることなどを求めるとのことです。但し、これには罰則規定は盛り込んでいません。

 

 大阪府によると、自転車が絡んだ人身事故は全国最多で、自転車利用者が加害者となり、死亡や重篤な後遺障害などで高額賠償を請求されるケースも増えているとのことです。

 

 新聞記事には、大阪府の府民を対象とした調査で、95%が保険加入の必要性を認識している一方、加入率は40%にとどまっていることから、義務化を決めたとのことです。

 

 危険な自転車の運転やその結果、歩行者や車との事故が発生しています。万が一ということではありませんが、事故が発生した際の対応策を立てておくことは必要と思います。

(高林一夫)

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