頑張っているのですが・・・

 こんにちは、野村です。

 

 「呆れることがあってな、聞いてくれよ!」と友人から電話がありました。

 

 会社で、部下の入社1年目の人が、相談したいことがあると言ってきたそうです。「今スランプで悩んでいる。」と。

 

 心配になったワタシの友人は「大丈夫か?」と尋ねました。

 

 「何とか。でも上手くいかないのです。」

 

 「そんな時もあるよ。頑張れ」

 

 「頑張っているのですが・・・。努力もしています。そうそう、日曜日に本を買ってきて読んでいます。」

 

 「そうか。頑張れば良いことがあるよ。で、どれ位読んだの?」
 
 「10ページ読みました。」

 

 この答えに、友人が呆れてしまいました。

 

 「君、今日は金曜日だよ。それで10ページって。その努力で頑張っているって言うのは傲慢すぎるよ。」

 

 急に強くなった口調に、部下の方は、「・・・」となったそうです。

 

 普段から仕事を頑張っている、上司であるワタシの友人と、頑張っていない(ように思われる)のに、頑張っているつもりの部下との認識の違いは大きいようです。

 

 事故を多発する方も、この自己評価にずれが生じがちです。運転の技量レベル、安全運転行動の自己評価を正しく認識をすることが大切です。

 

 でも、正しい自己評価をすることは、なかなか難しいことです。ですから、頑張っていると自分で思うより、他者からの評価を上げるよう頑張ることが、安全確保への近道だと思います。

(野村幸一)

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