採用の要件-2

 こんにちは、野村です。前回の話の続きです

 

 ある企業のTOPは、最終的に採用しようと考えた方と社外で待ち合わせをするそうです。

 

 時間を守るか、約束を守るかを見るのです。そして、時間に遅れてくる方は問題外とのこと。

 

 まあ、ここまでは大抵の方は、採用されようとしているのですから、当然約束の時間より早くきていると思います。

 

 次にこのTOP、質問をします。これがユニークです。雑談の中で尋ねるそうです。

 

 「運転していて、スピードを出すことはありますか?スピード違反をしたことはありますか?」と。多分、本音を聞き出すため、笑顔で柔らかく聞くのでしょうね。

 

 「制限速度は余り守りません」と言うとマイナスですね。「高速で140キロ出したことがある」等と答えようものなら、確実にアウトでしょう。このような方法で、倫理観の有無や高低をみるようです。

 

 倫理観の高い方は信頼できます。お互いが信頼できれば、安心して仕事(生活や運転も)が行えます。

 

 信頼できるとは、期限や口に出したことなど約束を守ること、人が見ていないときでも嘘やインチキをしないこと、誠実であることです。確かに、そうでなければ仕事を任せることはできませんものね。

 

 倫理観を持ち、ルールを守るのは、他人のためでもあり、自分のためでもあります。他人から、安心と信頼を得るため、また、安全確保のためにも、ルールを守ることが大切です。

 

 それはともかく、くれぐれも学生の皆さんは面接の際、スピードを出したことがあるなどと答えないようにしてくださいね。

(野村幸一)

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