車庫入れのツボ2

 こんにちは、平野です。

 

 運転に長いブランクある方の研修を実施しました。シートやサイドミラーの合わせ方、アクセルとブレーキペダルの位置も忘れておられました。


 進みたい方向にバックするには、ハンドルをどちらに回せば良いか、今、前輪がどちらに向いているのかも分からない状態でした。

 

 特に、狭い駐車場から出庫する際のハンドル時機が不適切でした。入庫するときも、どの位置からバックし、どの辺りからハンドルをどれくらい回せば良いかを忘れておられました。

 

 この点を改善するには、駐車スペースを見てどのように車を動かせば良いか、どの位置に車が来たら、どの箇所を確認すれば良いかをよく考え、想定してから操作に移ることです。

 

 トレーニングの最初は、事前に想定していた車の動きと、実際の動きがずれることが多々あると思います。しかし、このギャップに気づいた時点で、車から降り、何が原因だったか、次は、どう動かせば良いかを外から見て考えて頂くことがあります。

 

 非常に地味な練習ですが、これを繰り返すことでハンドル操作や、注意ポイントへの目配りについての理解が早く深まります。車の曲がり方が分かると、車庫入れも上達されます。難しいと思っていた課題も、解決の糸口を見つけると、自然に解決できるものです。


 焦らずにあるべき姿と、現状とのギャップを比較し、解決の糸口を探すことは、イライラしたり、困難を感じますが、問題を解決するには、避けて通れないことだと、改めて認識させて頂きました。

 

(平野 勝寛)

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