思い込み

 こんにちは、平野です。

 

 今回のテーマは、思い込みです。

 

 ある企業様の違反者向けの研修を担当させて頂きました。受講者の方の違反は、自動車専用道路での最高速度違反です。

 

 仕事でよく使用するので最高速度は知っていたとのことです。違反を犯した理由は、周りの車の流れに乗る必要があると判断し最高速度違反で走行したとのことです。

 

 起こされた速度違反についてお伺いした結果、走行速度に対する誤った思い込みをお持ちであることが分かりました。この自動車専用道路を法令で定められた速度を守って走行しているドライバーは皆無であるとの思い込みです。

 

 そのため、速度の標識を見ても、自分も守らなくても良いと考えて走行していたとのことです。法令で定めれている速度を守って走行した記憶は殆どないとのことでした。

 

 上記の思い込みが、速度違反を犯したという認識を持てなくさせていました。間違った思い込みを捨てなければ、速度違反を繰り返すことなります。そうなれば、行政処分の対象となり、業務に支障が発生し取引先、上司、会社ひいては、自分の家族にも迷惑や心配てしまうことは明白ですが、この点の認識も不足しておられました。

 

 ご自身で、間違った思い込みに気づくことや、それを修正することは本当に難しいことだと思います。しかし、同じ失敗を繰り返したり、誰かに迷惑を繰り返しかけてしまったりしたときは、間違った思い込みに陥っているかもしれません。

 

 今後はもう通用しないかも知れないと考え、今までの方法(思い込み)を捨てるチャンスと時期が来たと捉えるべきだと考えます。

                                                                                                                                  (平野 勝寛)
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