相手の立場に立つ

 こんにちは、野村です。

 

 事故再発防止研修の休憩中のことです。受講者から、「僕は営業の仕事に向いていないのかもしれません。」と突然言われ励ます言葉が出なかったことがありました。

 

 話をよく聞いてみると、社内や顧客との人間関係が上手くいかないことがストレスになっているようです。

 

 人間関係について、昨年ヤクルトを退団した宮本慎也さんが話していました。
 宮本選手は、当初野村監督に厳しく指導されました。何度も何度も怒られ、本当に嫌だったそうです。でもそう思っているうちは余計に上手くプレーが出来ず、よい結果がでませんでした。

 

 そのうち、監督に怒られないにはどうしたらいいのだろうと考え始めました。すると叱られることが減ってきました。次は、監督はどんなことをして欲しい、望んでいるのだろうと考えました。こう考えて行動をすると上手くプレーできるようになったそうです。もちろん、叱られることは激減しました。

 

 つまり、相手の立場に立つと上手くいく、ということではないでしょうか。想像力を働かせ、自分中心でなく相手が望んでいること、自分に望まれていることを考えるということです。

 

 仕事でも交通の場でも、他者とのコミュニケーションは大切です。相手の意思や行動を読み取る努力をすると上手くいくことが多いものです。

 

 難しく考えず、相手の望んでいることを考えるだけでいいのでは、と今なら向いていないと言った新入社員の方へアドバイスできそうな気がします。

(野村幸一)

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