笑ってはいけない!

 こんにちは、野村です。

 

 渋滞に巻き込まれたときのことです。何気なく入れたカーラジオから、女性DJのこんな話が聞こえてきて思わず笑ってしまいました。

 

 小学生のとき大好きだったおばあちゃんを亡くしました。とても悲しかったです。田舎だったので、お葬式は家で行いました。


 葬儀当日、飼っていた猫が何か悪い物でも食べたのか下痢をしていました。庭でブリブリと大きな音をたてて便をしていました。その音がずっと続いていました。
 可笑しくて我慢ができなくなって、お坊さんがお経をあげているのに、ハハハと声を出して笑ってしまいました。あんなにおばあちゃんに可愛がってもらっていたのに鬼のような子だと、親戚中から言われました。

 
 実はわたしも似たような経験があります。叔父の葬儀に参列した際です。最後の喪主の挨拶をした叔母がマイクの前に立ち頭を下げたとき、おでこをマイクに当てたのです。ビートたけしさんがよくやるコントそのままです。コーンという小気味良い渇いた音が式場に響き渡りました。

 

 一番前に座っていたわたしの目の前での出来事。びっくりしたあと、悲しみに包まれていたわたしに猛烈な笑いが込み上げてきました。でも不謹慎にも程があります、場違いです。絶対に笑ってはいけない!

 

 わたしは下を向き、膝を強くひねりました。肩を震わせましたが、なんとか声を出すことだけはこらえました。葬儀のあと親戚から、とても悲しんでいたねと優しく言われました。肩を震わせて泣いていたと勘違いされたようでした。
 
 それはともかく、渋滞時はイライラしやすいものです。カーラジオは、色々な話を聞けて気分転換になります。車内で笑ってはいけないことはありません。楽しい話に笑ってイライラを減らし、ゆとり運転をしましょう。但し、操作のための脇見をしたり、話に集中しすぎて漫然運転になったりしないようにしてくださいね。

(野村幸一)

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