会話の公理

  こんにちは、野村です。

 

 今回のテーマは「会話(話す)」です。

 話すは、聞いたり書いたりすることより簡単に思えます。しかし、正確で効果的に話すというのは、実際はとても難しいことです。


 我々インストラクターは、言葉を介して受講者の方へ、操作方法や知識や考え方などを伝えています。しかし上手くいかないことも多く、話すことの難しさを実感しています。

 

 この会話を上手くおこなう、相手に話を通じさせるためにはルールがあります。ご存じの方もあるかと思いますが、会話の公理として4つにまとめられています。

 

1.量について
①必要な情報をできるだけ多く提供せよ。②不必要な情報を提供するな。

 

2.質について
①偽ではと疑っていることを言うな。②十分な証拠を欠いていることを言うな。

 

3.関係について
①関連のあることのみを言え。

 

4.様態について
①曖昧な表現を避けよ。②多義的になることを避けよ。③簡潔を期せ。④順序よく述べよ。

 

 相手が分かる情報を全て伝え、不要な情報を伝えてはいけない。相手に間違った情報や不確実な情報を伝えていけない。話題がテーマからずれたり、自分しか興味の無い話をしない。曖昧な表現や2つ以上の意味が含まれている表現をしない。簡潔で適切な順序で話す。ということです。

 

 勝手気ままな会話も楽しいものですが、仕事となるとそれこそ話は違います。ときには、自分の会話の仕方を見直して見ることも必要だと思います。

(野村幸一)

>> スタッフブログ一覧へ