標識の立っている場所

 こんにちは、高林です。

 

 SSD研究所では、企業様のご要望に応じ、対象者や車種、内容をアレンジして研修を実施させていただいています。その中のご紹介ですが、「社内免許認定試験」があります。
 業務で運転される上での社内免許です。安全なドライバーに限定することで事故削減に効果的です。

 この「社内免許認定試験」を実施させていただいた際のお話です。この試験を受けられるドライバーの方の多くは、緊張されています。合格しないと業務で運転ができません。当然です。我々も運転をよく診させていただき、慎重に行います。

 ある日、この認定試験を受講されたドライバーの方のお話です。その方もやや緊張した面持ちで来られました。運転は、非常に丁寧でした。感心したのは、運転場面に対し、呼称して安全確認をされていました。

 前半は、順調にミスなく、安全で円滑に運転されていました。それまで、道路にある標識などを見て、「制限速度50キロ」と呼称されていました。しかし、後半に入り、やや道路幅の狭い道路を右折で曲がって走行したときです。狭い道路にも関わらず、やや速い速度で運転してしまったのです。

 呼称確認で、制限速度がありませんでした。走行していただいた道路には、制限速度の標識はありました。ただ、交差点を曲がってすぐの所に立ってあったので、見落としてしまったのです。

 走行が終わってから運転を受講者の方と振り返りました。そのとき、受講者の方も、その交差点を曲がって、すぐに標識があったことに気づかれていませんでした。

 道路場面には、多くの標識があります。よく見かける標識、あまり見たことがないようなものもあります。それらの標識が道路のどの部分にあるかを、機会があれば注意深く探してみてください。

 特に、普段通りなれた道路では、見落としていたりするものかもしれません。私自身が感じるのは、交差点の前や交差点を過ぎたところにあると思います。違反にも繋がるので、今一度、どんな場所に標識や表示があるかを見直すようにしてください。

(高林一夫)

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