雪道の危険~すべらない車はない

 スキーが再流行の兆しだそうですよ。スキーといえば、こんな経験をしたことがあります。

 兵庫県の友人の運転で、ハチ高原スキー場へ滑りに行ったときのことです。

 友人は、雪深い地域に住んでおり降雪路面に慣れています。ハチ高原スキー場へも毎週のように行っており、道も熟知しています。まして、車は4WDです。

 わたしは、助手席に座り、リラックスモードで、コーヒーを飲んだりヘラヘラ笑ったりしていました。

 ところが、スキー場に向け、峠道の急な坂道の、ひとつの右カーブにさしかかったときのことです。カーブ手前でタイヤがズルっと滑ったのです。


 それほど強いブレーキではなかったのですが、一瞬の出来事でした。

 崖に向かって車が横に動きます。「ウワー、落ちる!」と目をつむったのですが、ガードレールに接触寸前、キュッと車は止まり何とかセーフでした。一気に冷や汗が出たのを覚えています。わたしのヘラヘラ笑いも止まっていました。

 年末に、「すべらない話」というバラエティー番組があり、面白くてテレビの前で笑っていました。しかし「すべらない話」はあっても、「すべらない車」はありません。

 テレビを見ながら、「すべらんな~」と笑っているのはいいのですが、カーブで「すべった!」り、落ちたりしたら笑いごとではすみません。

 4WDでもスリップします。すべらない車はありません。雪道はすべるのだということを忘れず、慎重に走ることが冬道走行の鉄則です。

(野村幸一)

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