わたしの通っていた高校では、毎日朝礼がありました。全学年が校庭に出て、校長先生の話を聞くのです。
考え方や生き方について、ユニークな表現でかつ、具体的に話をしてくれていました。何度も、何度も同じ話をされます。「何度も話さないと分からないから」ということでした。
話の中で、よく覚えていることのひとつに 「試験に行ったら受かってこい。試合に行ったら勝ってこい」 というものがあります。
昨年、今年と、サッカーのなでしこジャパンが盛り上がったのも、試合に勝ったからですよね。やっぱり試合は勝たないと、タイトルをとらないといけません。当たり前そうですが、とても奥の深い話です。
同様に試験も合格しないといけません。ただし、残念ながらその意味が分かるのに、わたしは随分かかってしまいました。
「試験に行ったら受かってこい。試合に行ったら勝ってこい」の話には、続きがあります。「選挙に出たら当選してこい」です。
どうして、高校生へ選挙に立候補する話をされたか、いまだによく分からないのですが「選挙に出るくらいの志を持ってほしい、立候補をしたら当選する気概を持ちなさい」ということだったのでしょうか。
16日には、衆議院選挙があります。結果はどうなるのでしょうか。国民のために全力で働いてくれる、志の高い方に当選してほしいものです。
(野村幸一)