精算機との接触事故に注意しましょう

精算機

 “駐車場での事故”と聞くと、バックで車庫入れをするときに、隣の車にコツンと当たるケースをイメージするのではないでしょうか。

 駐車場では、入退場場所や通路で意外に多く事故が発生しています。また、最近では、出口付近の精算機(発券機を含む。以下同じ)への接触をよく聞きます。このような事故で、事故再発防止研修に来られる方が多いです。

 精算機は、スペースを有効に使うため敷地のぎりぎり端の場所に設置されています。例えば、左に直角に曲がってすぐの場所などです。

 寄せようとして接触したり、車が斜めの状態で、窓を開けて手を伸ばしても精算機に届かないので、停止後に寄せようとしたりして接触するといった形で事故が発生しています。
 また、精算機の近くにはU字型のパイプが設置されています。このパイプに接触することもあります。

 先日聞いたのは、パイプに接触しそうになってパニックになり、ブレーキと間違えてアクセルを踏んだため、出口のポールをアクション映画のようにまっぷたつに折ったというケースです。

 まず、精算機に無理に接近しようとしないことです。離れているなら、ギヤーをパーキングに入れハンドブレーキを引き、手を伸ばして、それでも届かないなら車から降りて精算をすることです。

 急いでいて、チケットや財布に目をやりながら接近することも危険です。速いスピードも厳禁です。接近する側をしっかりと見ておくこと、ゆっくりと近づくことです。

 横着は余計に時間が掛かってしまいます。事故報告書を書いたり、修理に出したりしなくてはならないからです。精算機に近づいたら、無理をせず慎重に車を動かしましょう。

(野村幸一)

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