運転適性テストの活用

運転適性診断テスト
SDテストの診断結果(サンプル)

 野村です。


 弊社には、SDテストという運転適性テストがあります。性格特性のうち、運転に影響を与える項目について診断をするペーパーテストです。

 受診後、ご本人へ診断結果をお渡しすると、「うわー、当たっている」とか、「これは、当たっていない」とかいう声があがります。ちなみに、「当たっていない」と言うのは、たいてい結果が悪い人です。
 先日も結果を見て、「ここには、感情的と書いてあるがそんなことはない!」と感情的になっている人がいました。

 運転適性テストとは、性格テストではありません。事故を起こしやすいか否か、運転上の注意すべき点は何かを測るテストです。
 したがって、診断結果が性格面のすべてをあらわしていると捉えて「当たっている」、「当たっていない」と思うのは、厳密には間違っています。

 また、性格は変わりませんが、運転適性は変わると我々は考えています。変わる(変える)ためには、まず現状を知ることです。
 運転適性テストにより、ご自身の特徴やウィークポイントを知ったり、自覚したりしていただきたいのです。


 運転適性テストは、受診しただけで安全度が上がるわけではありません。診断結果を見ただけで、危険度が下がることはありません。
 診断結果をもとに、ご自身で振り返りを行ったり、他の方と話し合ったりすることが必要です。運転適性テストは、結果を活用していただいてこそ意味があるのです。

(野村幸一)

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