新入社員研修で心がけていること

 こんにちは。野村です。今日はこの時期に多くご利用いただいております、新入社員研修について、お話しさせてください。

 新入社員研修は、入社後に営業車を運転される方に、実技トレーニングを受講してもらうものです。

 先日、私が担当させてもらったAさんですが、どうも上手く狭い場所で車をとりまわすことができません。小さな交差点や狭い場所を右左折すると、縁石にタイヤを乗り上げたり、脱輪をしたりします。

 ちなみに、縁石とは、道路わきにあるブロックなどをいいます。免許証を取得する際、教習所内のコースのS字・クランクコースで乗り上げたことがある方もいるのではないでしょうか。

 何度も脱輪を繰り返すAさんに質問をしました。「Aさん。ハンドルを回すと前輪だけが向きを変えますよね」と。(本当は、この先のことを説明したかったのですが。)

 すると、Aさんは「そうなのですか。後輪は向きを変えないのですか。知りませんでした!」と答えたのです。
 もちろん、Aさんは運転免許を持っています。ただし、3年前に取得して、数回ハンドルを握っただけですが。


 この出来事から、トレーニングを受ける方の理解の度合いを会話の中で聞き取ること、知識レベルや技量レベルに応じた対応の重要性、また、それを確かめながら、少しずつ進めないくことの大切さを改めて思い知らされました。

 これからも、訓練内容を十分に習得していただくため、一方通行ではなく、相互理解を図ることを心がけたいと思います。

(野村幸一)

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