見るべきときに見るべき箇所を見ること

安全運転研修
写真はイメージです

 皆さん、男子サッカーの準決勝は見られましたか?
 惜しくも日本はメキシコに1-3で敗れ決勝進出はかないませんでした。

 昨夜は眠い目をこすりながらの観戦でしたが、残念なことに、ゴールシーンを見ることができませんでした。見逃してしまったのです。
 少し、ウトウトして、目をつむった時に、「ミドルシュート!ゴ~ル!」というテレビの声に目があきました。

 実は、その前日のなでしこの試合も、同じように、ウトウトしている間にゴール!トイレに行って戻ったらゴール!
 嘘みたいで、出来すぎた話と思われるかもしれませんが、ホントの話なのです。

 家族にはよく、「ゴールを見逃すね」とからかわれます。悔しいので、「興奮すると心臓に悪いので、リプレイで落ち着いて見るんだ」と訳の分からないことを言っています。


 さて、交通の話になりますが、運転する上では、見るということが一番重要なことです。よく見ていないことにより、事故に至っています。これを認知ミスといいます。
 その認知ミスを、さらに調べてみると、単純なわき見や漫然と周囲を見ていた、ということより、見るべき箇所でなく、他のもの(箇所)を見ていたという“不適切な注視”が一番多くなっています。

例えばこんな事故があります。

・事故1
幹線道路に左折で進入する。右からの優先車両がなかなか途切れない。遅い車が来て、チャンスだと急いで曲がる。そのとき、左から自転車が来ていて接触。

・事故2
いつもの駐車場。左バックで入庫する。右側の禁止場所に駐車車両がある。そのため入庫がしにくい。ぶつけてはいけないと、駐車車両(右前)に目が向きすぎ、右後ろをポールに接触。

「見るべきときに見るべき箇所を見ること」
これが事故を防ぐために大切なことです。

 いつもゴールシーンを見落としているワタシですが、運転中は意識して「見るべきときに見るべき箇所を見ること」を守っています。

(野村幸一)

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