会社は誰のもの? その2

 こんにちは、野村です。 前回の続きです。

 

 友人とディーラーに行くことがあります。気になるクルマがあると足を運びます。乗り心地を感じたり営業マンの説明を聞くのが楽しくて。

 

 ただ釈然としないときがあるのも事実です。青臭いことは分かっているけれど。

 

 もうずいぶん前に亡くなりましたが、弊社の代表取締役は公私を混合しない尊敬できる人でした。

 

 経費で参考図書を購入した際、その裏表紙に購入日と書店名を記載するほど公私を分ける人でした。

 

 あるとき代表に、「会社は誰のものだと思う?」と問われました。

 

 ワタシが口をつぐむと、「会社は株主や社長のものではない。社会のもの、社員のもの、顧客のもの、と俺は思う。」と教えられました。

 

 その後しばらくしてからフジテレビの売却騒動があり、「会社は株主のもの」という言葉をよく耳にしました。たまたまワタシは騒動を法的な所有権と社会貢献の二つの視点で見ることができました。

 

 「公と私」「義と私欲」、今年のフジの株主総会の報道を見ながらボンヤリと思っていました。

 

                                           (野村幸一)

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