
こんにちは、平野です。
今回のテーマは、“事故の原因について”です。
先日、事故の発生現場にたまたま居合わせました。信号交差点を左折し、加速を開始した乗用車が、赤信号で停止中の対向車の陰から飛び出してきた自転車との衝突です。
私はたまたま信号待ちで停止していた車列の後方におり、事故発生を目の当たりにしました。
乗用車の左前と自転車の後輪が衝突し、自転車に乗っていた方はスピンしながら転倒し、地面にしゃがみこんでいました。ドライバーは事故直後に停止し、自転車の方に走り寄りひざまづいてしゃべっていました。
夕方で薄暗かった、信号待ちの対向車列が自転車を隠した、自転車は無灯火だった、自転車の方は黒っぽい服装だった等、事故が起きやすい条件が揃っていました。
起きた事故から考えれば、事故防止のポイントは見つかります。しかし問題は、このような条件、状況が揃ったとき、必ず事故が起きるとは言い切れない点です。
起きるときもあれば、起きないときもあります。占いみたいですが、両者のどちらを取るかが大切です。
そこで皆さんに質問です。日頃慎重に運転しているから事故はしない、大丈夫と思っていませんか。そのような想いが、事故の条件を軽視し事故となるかも知れません。事故はそこからはじまります。
(平野 勝寛)