
こんにちは、野村です。
国交省が日本郵便のトラック事業許可を6月中に取り消す方針を固め、日本郵便に通知しました。
許可が取り消しになるとトラックなどが5年間使用できなくなります。
今年に入って、兵庫県の郵便局で数年にわたって法律で義務付けられた点呼を怠っていたことが明らかになりました。
点呼は安全確保のため、ドライバーに飲酒や睡眠不足がないか健康状態などを確認するためのものです。
点呼違反を受け日本郵便が社内調査をしたところ、約75%が不適切点呼で、日本郵便は再発防止策を発表しました。しかしその2日後に国交省が監査を実施したところ、約70%が不適切点呼でした。
日本郵便の郵便業務は、郵便物が約126億通、荷物が約43億個です。そのうち郵便局間で運送するのにトラックが約700台、ワンボックス車が約1800台で、この約2500台が使用できなくなります。
大規模運送事業所で許可が取り消しになるのは異例で、日本郵便は貨物自動車運送事業法の違反で、最も重い処分を受けることとなります。
(野村幸一)