こんにちは、野村です。
今年の大河ドラマの主人公は渋沢栄一です。先日は徳川慶喜が将軍となりました。
ドラマの中で幕臣がこんなセリフを言うシーンがありました。「侍は金をいやしいものとして嫌う。」と。
時代が変わり明治時代、ある軍艦艦長がこう言いました。「武士は金銭を軽蔑するが、武士も人間だ。霞を喰っては生きていけまい。」
明治になってもまだ武士を意識し、また金銭に関する感覚はこのようなものだったようです。
さて同じころ、夫婦でプライベートの海外旅行した渋沢はイギリス人から、「日本人は信用できない。」と言われました。
その理由は日本人は約束を守らないから。たとえば商売をするときにも、相手を見て商品の仕入れや値段などを簡単に変えるからだと。
渋沢はこの言葉にショックを受け、これではいけないと思ったそうです。
儒教的な道徳だけでは皆が幸せになれない、信用をされない商売をしていては永続できない。論語と算盤はそのような背景もあるようです。
弊社の理念は交通事故のない社会に向けて貢献することです。ただ私企業ですので収益をあげないと継続はできません。
しかしその根底にあるのは、お客様からの信用を獲得することです。事故ゼロは本当に難しい課題ですが、諦めず真面目に誠実に日々の業務に取り組んでまいります。
(野村幸一)