真剣さ

 こんにちは、野村です。

 

 この緊急事態宣言が発令される10日ほど前のことです。夜、友人が電話をしてきてボヤキました。

 

 俺のとこの社員が言うんや。よそはテレワークしているのにうちはやらないんですかと。

 

 確かに言ってることは分かるし、感染しても広げてもいけないことは分かっている。

 

 やる必要性も考えている。検討もしている。思考停止で出来ないと決めつけている訳でもない。

 

 でも彼の軽い無責任な口調を聞いていると単に休みたいだけなことが伺える。テレワーク実施以前に、その甘く真剣さに欠ける態度に腹が立つんやと。

 

 この話と前後してある自動車学校の社長さんから電話がありました。

 

 職員や教習生の方から感染者が出たらどうしようかと思う。だから常に職員には注意喚起をしている、聞き洩らしがないよう伝えたことを記録し回覧もさせている。

 

 毎時間手の消毒もさせている。教室での座席の間は開け教室や車の換気もこまめにしてしる。体調不良の方が出た場合の医療機関との対応も細かく決めている。

 

 ハンドルも消毒液で色が変わるくらいですよ。そこまでしても毎日心配であとはお祈りするだけですわ、と笑いで話を締めていました。

 

 ワタシはこの話を聞いてカッコ良いなと思いました。出来うる限りのことをされていることは勿論ですが、その真剣さがです。

 

 他人事で無責任なことを言う人は多いものです。自分に都合のいい知識を強化し論理を展開する人も。でもそれでは何も解決が出来ない気がします。

 

 正解なんか無いのかもしれません。でもひとり一人が他人事でなく社会的な責任からみてどうかと、真剣な態度で行動選択をすれば今の局面をきっと乗り切れる、とそう信じています。

 

                                           (野村幸一)

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